製造業の本業と家業を両立しながら生活している立場から見ると、
副業には「効率よく稼げる仕組み」が魅力的に映ります。
だからこそ「毎日10万円稼げる」というZ∞NE159の宣伝に
心を動かされる人は少なくありません。
しかし、調べていくと多くの危険信号が隠れていることが分かりました。
運営の不透明さ

Z∞NE159は運営会社の実態が不透明で、
特定商取引法に基づく表記にも不備が見られます。
責任者や所在地がはっきりせず、利用者に不利な状況になっても対応してもらえないリスクが高いといえます。
本業で出荷検査をしている自分からすると
「責任の所在が曖昧」という時点でビジネスとして成立しないと断言できます。
広告塔「安森一貴」の疑念
宣伝で前面に出てくる「安森一貴」という人物の経歴や実績は
信ぴょう性に乏しく、過去の副業案件でよく見られる“演者”の可能性が指摘されています。
人物像を利用して信頼感を演出する手法は、典型的な注意ポイントです。
実態は競輪投資
さらに核心に迫ると
Z∞NE159の正体は「競輪を利用した投資」でした。
競輪は売上から約25%が控除される仕組みで
長期的に必ず勝ち続けることは数学的に不可能です。
自分も昔パチンコやスロットをやっていた経験がありますが、胴元が必ず利益を得る構造である以上、どんなに工夫しても安定収入にはなりません。
それと同じ構造がここでも見えます。
利用者心理を狙った典型的な仕掛け
- 「限定公開」や「残り◯名」といった言葉で焦らせ、冷静な判断を奪う
- 体験談や写真を並べて「みんなが成功している」と思わせる
- 無料登録を入り口にして安心感を与え、次に高額商品の提示へつなげる
こうした流れは副業詐欺で繰り返し使われるパターンであり
Z∞NE159にも同じ特徴が見られます。
高額バックエンドの存在

Z∞NE159は「無料体験」と言いながら
実際には高額商品の契約へ誘導される仕組みになっています。
最初に小さな利益体験を与えて安心させ、その後一気に高額なバックエンドへ誘導するのは、詐欺案件でよくある流れです。
被害を防ぐために
もしすでに関わってしまった場合は
追加入金を止め、やり取りの証拠(メール、LINE、振込明細など)を必ず保存してください。
その上で、消費者ホットライン(188)や法律の専門家に相談し、返金の可能性を探るのが現実的な対応です。
まとめ
Z∞NE159は副業という名目を掲げていますが
実態は競輪ギャンブルをベースにした危険な仕組みです。
運営の透明性の欠如、広告塔の信頼性不足
そして控除率のあるギャンブルを利用している時点で
「安心して取り組める副業」には程遠いといえます。
本業で検査業務を担っている身から強く伝えたいのは
「仕組みが不透明な案件には手を出さないこと」。
副業は夢を追うものではなく、生活を守る手段です。
だからこそ、一歩引いて冷静に見極め、確かな情報と再現性のある方法を選ぶことが大切です。