
はじめに
こんにちは、龍八(リョウヤ)です。
私は製造業で働きながら、家業の手伝いもしているごく普通の中年サラリーマンです。
副業にも何度も挑戦してきましたが、正直に言うと「甘い話」には何度も痛い目を見てきました。
最近また目にするようになったのが、SNSやメール、LINEなどで流れてくる
「100ビットコイン当選」というメッセージ。
「あなたが選ばれました」「受け取り手続きはこちら」という文面を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
私は製造業の世界で長年「検査・品質保証」に関わってきました。
だからこそ、“表面の見た目ではなく、中身を確かめるクセ”が染みついています。
そんな私の視点から見て
この「100ビットコイン当選」案件は、明らかに“危険信号”だらけです。
今回は、技術職らしく「構造的な視点」で、この詐欺ビジネスの仕組みを解き明かしていきます。
100ビットコイン=約10億円。理屈で考えれば矛盾だらけ
今の相場では、ビットコイン1枚がおよそ1,000万円前後。
つまり100枚は約10億円。
10億円を“当選金”として配るというのは、経済的にも論理的にも成立しません。
なぜなら、どんなビジネスでも「投資と回収のバランス」がなければ続かないからです。
私の仕事でも同じです。
一つの部品にコストをかけすぎれば、利益が出ず、会社が立ち行かなくなります。
詐欺案件はまさにその逆。
コスト構造がまったく見えないのに、リターンだけを誇張している。
ここが、“モノづくりをしている人間”から見て、最初に違和感を覚えるポイントです。
詐欺のシナリオは「心理操作+情報収集+資金吸い上げ」
この手の詐欺には、実に緻密な“工程管理”が存在します。
まるで製造ラインのように、段階を踏んで人の心理を動かしていくのです。
ステップ①:興味を引く「当選通知」
「あなたが選ばれました」「限定100名にビットコインを配布」などの文言で、最初の“反応”を取りにきます。
製造で言えば“仕掛品”の段階。ここで相手がクリックするかどうかが、詐欺師にとっての最初の検査ポイントです。
ステップ②:信頼を装う「公式風サイト」
リンク先には、実在する仮想通貨取引所や有名人の写真を使った“それっぽい画面”が用意されています。
メールアドレスやウォレットアドレスを登録させ、次に進ませる。
ここで個人情報を抜き取るのが狙いです。
ステップ③:「手数料」や「税金」を口実にした入金要求
「受け取りには認証が必要」「税金分を一時的に立て替えてください」などの名目で、少額(3,000円〜数万円)の送金を求めます。
支払った瞬間、連絡が途絶える──これが最終工程。
つまり“あなたの送金”が彼らの売上”なのです。
SNSとAIが、詐欺の“新しい武器”になっている
ここ数年で、詐欺はテクノロジーを取り入れて進化しています。
- AIが自動生成した“本物そっくりのニュースサイト”
- 有名人の声を合成した“偽インタビュー動画”
- ChatGPTのような自然な日本語で届くメッセージ
まるで実在の企業や人が本当にキャンペーンをしているかのように見えるのです。
私は副業でAI記事の生成やデータ処理を扱っていますが
正直、素人には真偽の見分けが難しいレベルです。
“便利さ”と“危うさ”が紙一重の時代になりました。
副業経験者ほど危ない?──詐欺が狙う「向上心」

私はこれまで何度も副業案件に挑戦してきました。
「これで稼げる」「初心者でもOK」──そんな言葉に何度も惹かれました。
不思議なことに、副業経験が長い人ほど詐欺のターゲットになりやすいんです。
理由は簡単。
彼らは“行動力がある”から。
詐欺師にとって、一番おいしいのは「今すぐ動くタイプ」の人。
つまり、“努力家ほど狙われる”という残酷な現実があります。
「100ビットコイン当選」詐欺の裏にある“収益モデル”
では、詐欺師たちはどうやって儲けているのか?
広告運用をしている知人に話を聞いたところ、彼らの多くは複数国にまたがるスパムネットワークを使っているそうです。
仕組みを簡単に言えば──
- SNSやメールで大量拡散(コストはAIで自動化)
- 登録者情報を収集して、別の業者に“リスト販売”
- 送金を誘導し、個人から直接回収
つまり「100ビットコイン当選」は
- リスト収集ビジネス
- 直接送金型詐欺
- 情報転売モデル
の3つが融合した、極めて効率的な詐欺システムなのです。
詐欺を見抜くための“製造業的チェックポイント”
私が現場で働く上で大切にしているのは「検査」と「工程確認」です。
それは、情報を見るときも同じ。
詐欺を見抜くには、次の3つの工程で考えるのが有効です。
① “素材”を疑う(情報の出どころ)
公式サイト・大手メディア・金融庁登録業者でなければ、まず疑う。
どんなに見た目が立派でも、根拠がなければ意味がありません。
② “組立”を観察する(メッセージの流れ)
「当選→登録→支払い→放置」という流れは、まさに不良ロットのラインと同じ。
プロセス全体に一貫性がないものは信頼できません。
③ “検査”を怠らない(冷静な確認)
どんなに魅力的でも、一晩寝かせて考える。
急かされるほど危険です。
被害に遭ったときにすべき行動
もし既にお金を送ってしまった場合は、以下の対応を取るべきです。
- クレジットカード会社・銀行へ即連絡して停止依頼
- SNSやメール履歴をスクリーンショットで保存
- 警察(サイバー犯罪相談窓口)や消費者ホットライン(188)へ相談
焦らず、証拠を残して行動することが最優先です。
私が学んだ「地に足をつけた稼ぎ方」
高額教材に騙された経験、パチスロで一時的に稼いだ経験。
どちらも一時の「浮ついた成功」でした。
結局、最後に残るのは
- コツコツ継続できる仕組み
- 再現性のある副業モデル
- リスクをコントロールできる知識
この3つだけです。
100ビットコインという“夢のような話”に時間を使うより
日々の生活の中で地道に仕組みを作る方が、よほど確実に人生を変えられます。
まとめ

- 「100ビットコイン当選」は100%詐欺。
- “当選”を餌にした心理操作で個人情報や金銭を奪う構造。
- AIやSNSで詐欺のリアリティが急上昇中。
- 副業経験者ほどターゲットにされやすい。
- 見抜くには「検査」「工程」「冷静さ」の3視点が鍵。
最後に
モノづくりの世界では、「急がば回れ」という言葉があります。
副業や投資の世界も同じです。
焦って結果を求めるほど、詐欺の罠に引き寄せられる。
逆に、地道に考え、試行錯誤している人ほど、最後には確かな成果を手にします。
「100ビットコイン当選」という甘い誘いが流れてきても、
一呼吸おいて、冷静に“中身を検査”してみてください。
きっと、その瞬間が「あなたの資産を守る一番の行動」になるはずです。
👤 執筆:龍八
「派手さより、確実さ。コツコツ積み重ねる副業こそ、真の勝ち筋だ。」